認知症の症状

認知症の症状

認知症の症状

同じ認知症の人でも、自分が病気であることを自覚している人としていない人に分かれることが挙げられます。このように多様性がある認知症ですが、大まかに分けると、2つの症状に分けることができます。

 

認知症,症状,中核症状,BPSD

 

中核症状

中核症状とは、認知症になれば程度の差こそあれ、誰にでも見られる症状を指します。例えば、生理的健忘の範囲を超えた病的なもの忘れが起きることや、時間や場所の見当がつけられなくなること、物事の判断力が低下することなどを言います。

 

まずは、認知症の人の中核症状がどの程度なのかを把握することが大切です。軽度であれば、見の回りに起きたことの中でも最近のことを忘れ、中等度、重度になると、少しずつ過去の大事な出来事にさかのぼって忘れていきます。場所の見当識についても、初期から重度になるに従い、よく知っていた場所すら思い出せなくなるので、程度によって徐々に悪化すると考えて良いと思います。

 

BPSD(周辺症状)

中核症状に対して、周辺症状は認知症の初期、中等度、重度と様変わりします。初期には不安や気分の沈み、やる気の無さなどの症状が出ます。中等度になれば、相手に対する被害感や疑いの気持ち(代表的なものとして、もの盗られ妄想)などの心理症状が出るだけでなく、その結果として精神的に興奮することや昼夜逆転など、介護をしている側にとって苦悩を伴う行動が起きてしまいます。そして、重度になれば、表面に出ていた激しい症状は少しずつ消える人もいるといった具合になるのが特徴です。

 

BPSDと言う言葉が浸透する前は、認知症の初期には中核症状、中等度になってはじめて混乱が起きると考えられおり、その時に(中等度になって起きる)周辺症状ととらえられていましたが、現在では、周辺症状と表現しても認知症初期の不安なども含めて考えられるようになってきました。

 

そのため「周辺症状=中等度になってから出てくる」という昔の考え方ではなく、初期から認知症の行動・心理症状に苦しむ人や家族を支援できるようになりました。今では周辺症状=BPSDと表現されています。

 

中核症状とBPSD(周辺症状)の関係

A:「認知症が発症して今まで出来ていた事…掃除や洗濯等の家事や趣味で行ってきた活動が認
知症という病が原因で少しずつ上手く出来なくなってきた」

 

B:「その方は落ち込みやすく、Aが原因で精神的に不安定になった」

 

Aだけの状態であれば、中核症状のみということになります。 しかし、人には性格があり、失敗を気にしない人もいれば深く落ち込む人もいます。
B
のように落ち込みやすい性格の人の場合は「不安」の周辺症状が出てくることもあります。また、自分に厳しく「何故出来ないんだ」と自分を追い込むような性格の人だと「焦燥(焦り・怒り)」に変わる可能性もあります。

 

周辺症状には必ず「中核症状と本人が持ち合わせた性格や環境に起因する理由」があり、その理由を理解し適切な対応をとることで本人が穏やかに生活する事が可能となります。逆に理解されない事で周辺症状がより悪化し介護が困難となるケースもあります。

 

 


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